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スクロール、衣料品の新ブランド、20代前半女性が対象、毎週新商品を投入

2011年 9月 8日 12:00

スクロール(本社・浜松市中区、堀田守社長)は9月1日、衣料品の新ブランドを立ち上げた。これまで手薄だった20代前半の女性を主なターゲットとしており、顧客層の拡大が目的。販路はネット販売がメーンとなり、最新の流行を取り入れた20~40の新商品を毎週投入する。また、ツイッターやフェイスブックといったSNSも活用し、新ブランドをアピールする。同社では、来年3月末までに2万人の新規顧客獲得を目指す。
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新ブランドの名称は「KOAST.(コースト)」。同日に通販サイトを立ち上げた。同社の基幹媒体「ラプティ」は20代後半~30代前半の女性が中心だが、新ブランドはそれよりも若い20代前半を対象とする。

 新ブランドはギャル系ファッションが中心で、モード系の「BLACK」とスイート系の「Rosa」の2系統で展開する。中心価格帯はラプティよりやや高めとなる4000~6000円。スタート時は秋物を中心に約160種類の商品を販売するが、毎週新商品を追加。最盛時には300~400種類の商品が販売される形となる。トレンド性の高い商品を随時投入することで、F1層の取り込みを図る。

 新ブランドはネット販売が中心となるが、カタログも発行する。発行部数は未定だが、年度内に2回発行する予定だ。

 また、知名度向上にSNSを積極的に活用する。サイトのトップページからツイッターとフェイスブックでの書き込みが閲覧可能となっている。今後は販促だけではなく、顧客の意見を商品企画にも取り入れたい考え。

 9月16日には、都内で開催される東京ガールズコレクションのアフターパーティーでファッションショーを行い、新ブランドをアピールする。

 同社では、F1層にターゲットを絞った「SPA(製造小売業)通販」の構築を目指し、トレンド性の高い商品を短期間で投入できる体制づくりに取り組んできた。新ブランドは総合通販以外にも、ユニクロなどのファストファッションを競合として意識しており、早期に認知度を高めたい考えだ。

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