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物流拠点のロボット化の進展は早まるか

2019年11月14日 13:10

 ロボットをはじめAIを用いてなどの物流拠点での生産性を向上する取り組みが徐々に進展し始めている。実際に稼働しているところや実験を行っている場に赴く機会が増えたが、その際に感じることは、今後どれくらいの期間を要して普及することになるのかということだ▼ロボットにしてもAIにしても導入するための投資額は大きい。あらゆる事業者が活用できるようになるのはそう簡単なことではないだろうし、資金力のある大手事業者に始まり、時間をかけて普及すると考えてしまう▼確かに商品を納めた棚をピッキングスタッフのところまで自動搬送するロボットは既に多く導入されている。ただ、ピッキングはやはり人が介在して行うわけで、ピッキングを行うアームロボットの方はまだ先のことのようでもある▼労働人口が加速度的に減少していくのも事実であり、人手不足問題はあらゆる事業者が待ったなしに対応を迫られることになる。これからは新たなロボットなどが次々と登場し、あらゆるところで活用できるようにならないと事業運営に支障をきたすことになり兼ねなくなるのは間違いない▼人海戦術で乗り切るという時代でなくなりつつある。ロボットに任せられるところは任せ、その時点で人が介在しなければ不可能な業務だけに人を配置する、ということがこれから当たり前のこととなるのだろう。
 
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