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国際eパケットライトはSAL(航空便の空きスペースを活用して輸送するサービス)を活用するなどで低額な料金で提供可能にする。配達日数は約2週間で、EMSの2~3日(近隣国の場合)、国際eパケットの約1週間と比べ日数を要する。
当初の対象国・地域は米国、香港、韓国、シンガポール、ベトナム、ニュージーランド。越境通販の需要国である中国とは現在調整中とし、年明け以降の開始となる見通し。引受局は都内の22局で、将来的に全国で可能にする。
荷物の大きさは最大のものが長さ60センチ以内で、長さ、幅、厚さの合計が90センチ以内、最小は長さ14センチ、幅9センチまで(巻物タイプも対応)。重量は2キログラムまでとしている。本やCD、DVDなどの商品の利用などを想定している。
料金は100グラム~1キログラムが100グラム刻みに設定し、最も低額な第1地帯(アジア)で530~1120円となる。1キログラム超は250グラムごとに料金設定し、同地帯で1340(1・25キログラム)~2000円(2キログラム)としている。
実際の利用では500グラム~1キログラム超のゾーンが利用のメーンになると見ている。他のサービスと料金を比較すると、第1地帯に1キログラムの荷物を送る場合でEMSが2100円、国際eパケットが1480円となり、国際eパケットライトはそれぞれ980円、360円安い。
差出数による割り引きはなし。また損害賠償も対応していない。
利用に際しては、オンラインシッピングツールを使用して専用の発送ラベルを作成する必要がある。
日本郵便はこれまで主にEMSと国際eパケットで越境通販の商品配送に対応してきた。EMSは迅速性と2万円までの損害賠償があることから高額商品向け、国際eパケットはEMSよりも多少配達が遅く、損害賠償も6000円までで中価格帯の商品の配送向けとしていた。今回、国際eパケットライトはより低額な商品を遅い配送でも構わないという購入者などに適したサービスとして位置付けており、越境通販の配送方法の選択肢を増やした。