千趣会子会社 ワインのECをグルメECに刷新 家事の負荷軽減などにフォーカス
2023年 2月13日 12:10
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共働き世帯の増加などを背景に、理想のワークライフバランスを実現している人は少ないと見られることから、ウェルサーブではサイト刷新に当たり、〝家事の負担軽減・時短アイデア〟にフォーカスした食の提供を通じて顧客に〝自分らしく、いきいきとした笑顔ある暮らし〟を届けることで、事業の成長と社会課題の解決につなげたい考えだ。
水や米、ワイン、日本酒は自宅まで届けることで持ち運びの負担を軽減。価格設定でも、普段の買い物と送料を含む通販との価格差を抑え、買いやすい売り場を目指す。そのほか、料理の手間や時間を軽減するような惣菜、合間に一息つけるようなコーヒー、スイーツを取りそろえる。
今回のリニューアルでは、食に関する9つのカテゴリーを設け、それぞれを専門店として、タッグを組むJFLAホールディングスの商社・メーカー機能を生かして、オリジナリティのある商品を展開していくという。
9つのカテゴリーはワイン、水・ソフトドリンク、米、パン、惣菜、自然派食品、コーヒー、スイーツ、日本酒・果実酒で、カテゴリーごとに順次オープンする。
ワインはプロがすすめるワインを日常的に買いやすい価格で提供する。水・ソフトドリンクについては有名ブランドの水やお茶などをお値打ち価格で販売する。米は、農家直送米や一流料理人、有名店が監修したオリジナルブレンド米を提案する。パンは、焼く前のパン生地を冷凍で届ける。
惣菜は、半調理済みのオリジナル無添加冷凍総菜を扱う。下味調理済みで汎用性があり、少しの手間で手の込んだ料理を作ることができるという。自然派食品は、こだわりのオートミールやオイル、ビネガー、ジャム、調味料などを提供する予定だ。
コーヒーは、カプセルコーヒーを中心に手軽に美味しく楽しめるものを販売。スイーツは有名ブランドのチョコレートのほか、世界の板チョコやスイーツを扱う予定で、並行輸入により買いやすい価格で提供する。日本酒・果実酒は、JFLAが有する酒蔵で製造した商品などを販売する予定だ。
なお、千趣会は昨年6月に、飲食店の運営や酒類の販売事業などを手がけるJFLAホールディングスとの合弁会社ウェルサーブを千趣会51%、JFLA49%の持株比率で設立。千趣会の顧客基盤とJFLAが持つ食のバリューチェーンを補完し合うことで、食領域における共創モデルの構築を目指している。