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有力小売りのネット戦略、ナラカミーチェ、ウェブ専用商品を展開

2011年10月 9日 21:16

楽天などで販売、ネット顧客開拓へ

シャツ・ブラウスを製造・販売するナラカミーチェ(本社・東京都港区、宮内正史社長)は、マルチチャネル戦略の一環としてネット販売を強化する。11月からネット専用商品を販売し、大手テレビ通販への卸に偏り過ぎない通販展開を目指す。
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 同社は自社通販サイトのほか、仮想モールでは昨年7月に「楽天市場」、同年11月からは「アマゾン」にも出店している。

 今後、ヤフーやビッダーズへの出店も計画する中、ネット顧客を取り込むには"ウェブ上の適正価格"での提案が不可欠と判断し、ネット専用商品の開発に着手。まずは「楽天市場」でテスト販売し、アマゾンなどへも水平展開。ネット上で売り切る体制を目指す。

 通常、「ナラカミーチェ」の商品単価は1万7000円程度だが、ネット専用商品は1万円を切る価格で販売して自社サイトとの差別化を図るとともに、新規ネット会員の開拓を本格化する。

 まずは11月初旬をメドに20型でデビューし、その後は毎月4型程度の新作を投入するという。

 ネット専用商品の開発に当たっては、クイックレスポンスに対応できる日本メーカーと組んだが、将来的にボリュームが大きくなれば中国生産で対応することも視野にある。

 一方、自社通販サイトでは主力ラインを丁寧に見せて販売。今年は商品の奥行きを前年比で1・5倍にしてネット受注の伸びに対応している。

 2012年3月期は通販全体で約6億円を見込んでおり、うちネット販売は2億円強を計画する。来期はネット販売で3億円、うち他社サイトでは1億5000万円を販売する計画で、ネット専用商品を起爆剤のひとつとしたい考え。




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